更新があきましたが

パソコンに向かう気力がなく携帯でペチペチ打ち込むも、頭がふらふらなせいで途中で書いた物を消してしまうことが二、三回ありイヤになって放置してました。

昨日は久しぶりに巫女をしてきました。暇なので旧大系の謡曲集を眺める。逆髪と髪型がにていることが詞章で確認できたのは今の所<百万>と<歌占>。ただし、<百万>は烏帽子を被り笹を持ち、<歌占>は男性で白髪、和歌を結び付けた小弓を持ちます。<葵上>に登場する梓巫女は弓を持つため、巫としての色合いが強いものと区別するために物狂の持物に笹を選んだのかもしれません。逆の可能性もありますが。
巫女舞の時に右手に鈴、左手に扇を持つのですが、扇を構えるだけの左手は大丈夫だけれど鈴を振る右手の袖がずり下がって手首が見えてくるのが恰好悪い。狂乱の舞や激しい動きを表す脱下(衣の右肩を脱ぐ)はこれを防ぐ為ではないかと思います。修羅物でも右肩脱いだり或いは両方脱いだりしますし。
長絹や水衣のような袖が長く丈もある衣装の場合はそうした事が起こりにくいので脱下にしないのではないでしょうか。
?激しい舞は右肩を脱ぐ
?狂乱を激しい舞で表す
この二つの前提が成立した後に、現在のように「脱下が狂乱の態を表す」と了解されるようになったのだと思います。