分からなくなってまいりました

『蝉丸』の写本を比較する必要が出て来たので研究室の影印を見ていると、1557年の写本では『蝉まる』という題なのだが江戸初期の写本では『逆髪』になっている。
世阿弥が上演したときは「逆髪の能」、その後、素謡として伝えられている間は『蝉丸』、江戸初期に復曲された頃に『逆髪』として認識、その後また蝉丸が中心てことか。