めっさ緊張してる

明日から社会人です。一年半ぶりの一人暮らしです。落ち着きません。

どちらでもいい (ハヤカワepi文庫)

どちらでもいい (ハヤカワepi文庫)

『怪物』と似たようなテイストのショートショートが沢山という感じです。傾向がわかってお得な一冊と見るか、おなか一杯と見るか。『昨日』『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』『文盲』の順に読むのが、個人的には一番揺さぶられなくて良いのではないかと思います。

ちくま評論選―高校生のための現代思想エッセンス

ちくま評論選―高校生のための現代思想エッセンス

ちくま評論入門 (高校生のための現代思想ベーシック)

ちくま評論入門 (高校生のための現代思想ベーシック)

まだ読みきってないけれども、なかなか読みやすいものを持ってきていると思います。

谷川俊太郎質問箱 (Hobonichi books)

谷川俊太郎質問箱 (Hobonichi books)

子供には優しく、いい大人には少し突き放して答える。この姿勢は好きだ。

お母さんは「赤毛のアン」が大好き (角川文庫)

お母さんは「赤毛のアン」が大好き (角川文庫)

読書が生活の一部になる(ただし仕事ではなく)ことが幸福だと思わせてくれる一冊。あと、母親との葛藤を作品のテーマにする女性作家や漫画家は、母親ラブの人が多い気がする。桜庭一樹とか。

伊勢物語(上) (講談社学術文庫)

伊勢物語(上) (講談社学術文庫)

伊勢物語 下 (講談社学術文庫 415)

伊勢物語 下 (講談社学術文庫 415)

現代語訳で、当時の社会背景を端的に口語に言い換えてしまっているので、「その通りだけど、なんか違うだろ!」と突っ込みたくなるところはありますが、鑑賞や解釈は丁寧で分かりやすいです。でも、段名を和歌から取ってきているので、高校の教科書などで読んだときと印象が変わってしまうのがあまりいただけませんでした。

坂道のアポロン (1) (フラワーコミックス)

坂道のアポロン (1) (フラワーコミックス)

坂道のアポロン (2) (フラワーコミックス)

坂道のアポロン (2) (フラワーコミックス)

坂道のアポロン (3) (フラワーコミックス)

坂道のアポロン (3) (フラワーコミックス)

古きよき少年漫画と古きよき少女漫画の融合といった感じで非常に甘酸っぱくていいです。中高生はこういう漫画で恋を覚えて欲しいね。でも、これは昔少年少女だった大人のための漫画かもしれない。

鋼の錬金術師 24 (ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師 24 (ガンガンコミックス)

これだけ読んだ相方が、ブラッドレイを主人公側のキャラだと勘違いしていた。確かに活躍しすぎだ。惚れてまうやろ。

読んだものメモ

ネタバレ含みます。



魔法使いの娘 (8) (ウィングス・コミックス)

魔法使いの娘 (8) (ウィングス・コミックス)

新刊を新書で、残りを古本屋で大人買い
父親と娘の話にめっぽう弱い。「親の愛はすばらしい!」とか「親がしてくれたことを考えると頭が下がる」という意見が苦手だ。だめな大人だったり、行き届かない子育てだったから、親として愛情を持てないわけではない。だから、苦しくて愛しくて、くるしい。
本当に人間としてだめな父親への、苦しさを吹き飛ばして向けられた娘からの愛情が救われた。「術師対決でパパを倒したりしない!」とか力説してた主人公が、実際対面したら素手でたこなぐりにして「殺す気か!」と周りに止められるのは意表を突かれた。やっぱり人間が身体で感じることというのはとても大事だと思う、良くも悪くも気持ちを揺さぶる力があるから。
あと兵吾とことんかわいそう。初音はこれから無山の作った世界を抜け出して自分の世界を作っていくわけだけれども、それにはやっぱり不安や寂しさがあって、だから兵吾に「ひとりにしないで」と頼む。でも、兵吾にとって見たら世間知らずの女の子が父親の代わりを求めているように見える。これは無山の術より手を出しにくいよなと。

ひらひらひゅ〜ん (3) (WINGS COMICS)

ひらひらひゅ〜ん (3) (WINGS COMICS)

いくらウィングスだからといって、笹原にも彼女を作ってやってください。
徳重をみていると、立場に合わせて相応しい振る舞いをするのは非常に難しいのだろうが、そうすることで立場を越えた器が出来るのだろうと思う。一番好きなキャラクターだ。

娚の一生 3 (フラワーコミックス)

娚の一生 3 (フラワーコミックス)

ラストの頁は雑誌掲載時の方が余情があって良かった。あれでは編集部に苦情が来たのだろうか。

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)

翻訳を通して日本語を考えるのもまた良し。直訳にも意訳にも長短あるが、それがいやならば語学力を磨くしかない。でも、できれば日本語字幕と原語字幕の両方が出る機能がつかないものか。

思考のレッスン (文春文庫)

思考のレッスン (文春文庫)

読書感想文を課されたので、推薦図書の中から適当に選んだ。大学の研究室配属を決めるときに読むとよろしいと思う。卒論書いたあとに、これ読んで「なるほど」といっている奴は大学入り直しておけ。「そんなことも忘れてるなら、必修科目の単位返して!」といわれた学部時代を思い出す。I先生お元気かしら。

本が死ぬところ暴力が生まれる―電子メディア時代における人間性の崩壊

本が死ぬところ暴力が生まれる―電子メディア時代における人間性の崩壊

これも推薦図書。数頁だけ読んで、「この人、そのうちゲーム脳とか言い出しそう」と妄想する。訳者は下手な翻訳をする人ではないと思うのだが、どうにも無味乾燥な文章で目が滑るのは原文が悪いのか何なのか。

推薦図書のリストから面白そうなのを選んだつもりが、はずればかりだよ!私のセレクトが悪いのか?でも、ほかの本も微妙そうだよ。売れてるから一応読んでおけなのか、内容が良いと思ったのか。よく分からないよ。

学校図書館の行方

公立図書館で学校図書館司書の方々のお話を伺う機会があったので、いそいそと出かけてくる。
いわゆる学校司書、学校図書館で司書業務を行っている事務職員の方々の現状と活動状況についての話が中心だった。以前はほとんどが常勤で専任の司書が置かれていたのに、現在は非常勤や兼任の職員の方が多くなってしまったらしい。中学から高校まで専任の司書がいた、自分の学生時代と比べて非常に厳しい状況である。常に学校図書館に人がいるわけではないというのは、生徒が利用できる時間や範囲も自ずと制限されてくる。行きたいときに行けないのでは、行こうという意欲をそいでいくことになる。この辺は、現場から声を上げて行政を動かすというのは、かなりハードルの高いことだと感じた。その辺りを分かっている人が上に行ってくれると非常にありがたいという、他力本願な気持ちがある。

話の中で、「学校司書がどうやって教育課程に貢献するか」という葛藤について触れられていたが、学校図書館と教育課程の橋渡しをするのが、司書教諭であるはずなのに、司書の方がそれを苦慮しておられるのは司書教諭という役割が機能していないということなのだろう。司書教諭やそれ以外の教員が学校図書館について関心を持っていくこと、ほかの教員にそれを伝えることが大切だと思う。

帰宅

実家であれこれして帰宅。遊んでくれた方々ありがとうございました。帰ってきたら鼻水と咳が止まった。もう雪国には住めない身体になったのかもしれない。移動中、ぼつぼつと本を買う。読む。買いすぎ。

古事記と日本書紀 (講談社現代新書)

古事記と日本書紀 (講談社現代新書)

古事記」と「日本書紀」の構成する世界の違い、それが一元化される過程、時代とともに変化する意味づけを丁寧に解き明かしてくれる。

ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)

ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)

披露宴で高校の恩師に文集を朗読されたときの恥ずかしさを思い出した。西炯子で漫画化して欲しい。

本日のお言葉 2 (白泉社文庫 か 1-18)

本日のお言葉 2 (白泉社文庫 か 1-18)

川原漫画からの引用は1巻と重複が多いが、縮小率の違いで1巻より絵が小さいのが残念。

かなしいとき

昔のビデオテープをDVDに保存しようと配線をいじっていたら、テレビの入力端子が抜けてハマらなくなりグランプリファイナルが見られなくなった19:55。
端子の先に指を当てると少しだけ電波が入るよ、人間アンテナ。端子を押し付けながらウィアーと高橋だけ見たよ。砂嵐の間に織田君が終わっていたよ。諦めたよ。しくしく。